2015年1月12日月曜日

いってきます。そしてただいま。

八広ダンスプロジェクト公演終了いたしました。

お越し頂いた方々、遠くでやってるかなー?と思って下さった方、リサーチ、制作でお世話になった八広の方々、八広という街、yahiro8という空間、本当にありがとうございました。そして企画協力だけでなく自作品に出演して頂いたyahiro8のオカザキ恭和さんと木村吉見さんに心から感謝です。
また、もう一人の振付家斉藤成美、斉藤作品に出演していましたダンサーのMerさん、安藤暁子さん、フジシロヤスシさん、音響magiくん、照明おかのまなさん、スタッフ手塚くん、受付松永さん、佐藤さん、大津さん 全ての方々と共に公演を作れたことを心から感謝します。本当にありがとう。
写真撮影に来てくださったboozoさん、映像撮影に来てくださったつじさんにも心から感謝です。ありがとうございました。

始めての自主公演で至らないことが多々ありました。今後の課題です。皆の一人一人の仕事があって私たちは作品を安心して世に出すことができました。舞台はひとりじゃ作れない。2年前、振付を真剣に考え始めた時に1番最初に教わったこと。いつもいつも身にしみます。公演が終わるといつも寂しい気持ちになりますが、ダンスを通して出逢えた方々とこれからも繋がっていけること、それを考えたら本当に幸せだし、寂しくないですね。これからもよろしくお願いします。

カメラマンのboozoさんが嬉しいテキストを書いてくださいましたので、こちらに添付し
 ダンス留学@神戸の同期生、木村玲奈さんと斉藤成美さんが、それぞれの感性で「八広」という土地を5ヶ月間フィールドワークし、ひとつのダンス作品に仕立てる…という、魅力的な企画。玲奈さんとはTCA2014で、成美さんとはSTスポット初制作作品で、それぞれの持ち味は見ていたのだけど、今回はふたりとも胸に迫る作品に昇華されていて、感動しました。「八広」という土地が持つ堆積した時間、折り重なる人の営み、工場(こうば)や祭りといった人の温もりを身近に感じる空気が、すじぐわぁ(オキナワの言葉で言えばね…つまり小路)を歩けばそれだけで肌にまとわりつく感じなのだけど、ふたりそれぞれの切り口で、その温かな空気が作品から滲み出ていて、ホント、言葉にならない感動に胸突かれた思いです。5ヶ月の慈しみが表出した2作品。


八広のリサーチはゆっくりじっくりこれからも続けます。気になるテーマもありますので。次回はそのテーマを題材に作品作りたいのです。野望は膨らむばかり~
私にとっての東京が変わっています。日々。


最後に八広メモ
2014.9.27 土
最寄り駅近くのコンビニでコーヒー、日本橋の綺麗なトイレに寄り、イヤホンをセットして浅草線に乗る。いつものルーティンが公演最終日の今日も行われた。自然になりすぎてメモをとるのを忘れるくらい。自然なこの感じを身体に染み込ませる。曳舟駅手前の光も今日は特別に綺麗。東京の街をこんな気持ちで移動できる日がくるなんて、思いもしなかった。もうすぐ八広。電車の中の鬼ころしの広告を眺めながら八広到着。道を歩いたら金木犀の香り。神戸へ降り立った時に感じる街の空気のように、ここ八広でも違うけど、でも、なんだろう?なんだろう?って思ってきた街のにおいを今日しっかり感じれたきがする。私はまたここに何度も降り立つのだろうなーと思う。いってきます。そしてただいま。

玲奈